狂えるの茶屋

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【シスの歴史 第十四話】ダース・アングラルって誰なのさ

前々回のマルガス、前回のアドラス、今回のアングラルは同じ時代の先輩後輩関係です。

アングラル>マルガス=アドラス

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ダース・アングラル(Darth Angral)

銀河戦争最終盤。アングラルの命令により、ダース・マルガスとその恋人エリーナ・ダルーについでアドラス率いる50人のシス卿が聖堂に侵入してオルデランに駆り出されていない僅かなジェダイを蹂躙した。

✵惑星オルデランで共和国とシス帝国の和平交渉が行われている間、アングラル率いるシスの一隊はコルサントを急襲した。優秀なジェダイの多くはオルデランの護衛に駆り出され、残された僅かなジェダイたちは果敢に戦い全滅した。

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オーガスと戦うアングラル

マルガスたちがジェダイを狩り尽くしたあと、当のアングラルは元老院ビルの警護に当たっていたジェダイ・マスター、オーガス・ディンを破り、議長のオフィスに侵入した。

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ある意味で模範的なシスのアングラルは、ベルーケン最高議長を斬り殺す様子をホロネット中継で和平交渉のオルデランへ送り付けた。どうしようもなくなった共和国は脅しに屈して条約締結を行い、大銀河戦争は終結し、事実上の冷戦が始まった。その後アングラルはアドラスがエリーナ・ダルーを民間病院に送ったことでマルガスと対立するが、(マルガスには知られていなかったが)奇しくも共通する部分はあった。彼らは共和国との和平に満足しなかった。少なくともマルガスはまだダーク・カウンシルに従い続けたが、アングラルは帝国への緩やかな背信行為を始めた。

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ダース・バラスと同盟を組んだアングラル

共和国とジェダイの首元に手が届くなら、私は二度と手を離さん。

──ダース・アングラル

貴様が手を離す必要はないがな。二度はない

──ダース・バラス

アングラルはコリバンに帰還し、ダーク・カウンシルへの報告を終えたばかりのダース・バラスに激怒した。バラスが早々と和平交渉を終わらせてしまったせいでアングラルはコルサントの多くのジェダイの逃走を許した。カウンシルの命令に従うという当たり前の正義を為しただけのバラスは目の前で怒り狂うアングラルに困惑し、とりあえずフォース・ライトニングで屈服させた。バラスはアングラルを従えてレヴァンの子孫、サティール・シャンを暗黒面に堕とす計画を始めた。しかし始まってみれば意味不明な矜恃を振り回すバラス、そもそも暗黒面に屈するわけがないサティールに嫌気のさしたアングラルは帝国、もといダーク・カウンシルから距離を置き始めた。

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アングラルの息子、ターニス

銀河戦争が終結して10年後、アングラルは3人の弟子と息子を従えて共和国へちょっかいをかけ始めた。しかしのちに「タイソンの英雄」と呼ばれるジェダイ・ナイトがアングラルの息子を殺したことで逆鱗に触れ、共和国の全ての民への復讐を誓った。帝国はアングラルを逆賊として批判することで共和国への釈明を行ったものの、アングラルの進撃は止まることなくジェダイ生誕の地タイソンまで及んだ。

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タイソンの英雄のマスター、オーガスを殺すアングラル

ジェダイ・ナイトは離反した”皇帝の子供”と共にアングラルの旗艦に乗り込み巨悪の根源を殺した。帝国への忠誠心の欠如にも関わらず、シス皇帝はアングラルの死を残念に思った。

 

→第十五話に続く