狂えるの茶屋

スター・ウォーズ 正史、レジェンズを布教するためのサイトです。相当なオタク向けです。TwitterやYouTubeなどに上げている動画や布教資料の補足ガイドとしておつかいください

【シスの歴史 第三話】ナガ・サドウって誰なのさ

第三話、ナガ・サドウとルド・クレシュ、ハイパースペース大戦のお話です。

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ナガ・サドウ(Naga Sadow)

アジャンタ・ポールたち追放者が築きあげた帝国は二千年にわたり繁栄し、子孫たちはシス種族と交配を進めた。ジェダイとシスはお互いを忘れ去り(追放者のレムラス・ドレイパが一度ジェダイに戦争をしかけていた)、暗黒卿マルカ・ラグノスによってシスの黄金時代が始まった。

ラグノスが死ぬと、その座を狙って暗黒卿ナガ・サドウルド・クレシュが対立したものの、帝国の支配はシス評議会が行うようになった。

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2人の対立はラグノスの葬式でピークを迎え、ついには決闘を初めてしまった。葬式を邪魔されたラグノスの霊体は2人の喧嘩を仲裁しようとしたが、その直後に宇宙戦〈スターブレイカー12〉が惑星コリバンに降り立った。

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共和国領出身、ハイパースペース探検家のダラゴン兄妹は、借金返済のために新たなハイパー航路を見つけ出す必要があった。親友のアールバ・ザ・ハットの助けだけではどうにもならなかったのである。

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ダラゴン兄妹を救出するナガ・サドウ

しかしコリバンに到着してすぐ、兄妹はシスに捕らえられてしまった。永らく共和国の存在を忘れていた帝国はパニックになり、ルド・クレシュは評議会を介して彼らに即刻処刑を言い渡した。ナガ・サドウは評議会の決定を無視して帝国領ジオストに監禁されていた彼らを救出し、迷い込んだ兄妹を上手く利用して共和国への戦争をしかけようと目論んだ。狡猾なシス卿は兄のゲイヴを自らの弟子として訓練を施し、妹のジョリには発信機を着けた船でわざと共和国への逃走を許した。

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エンプレス・テタ(Empress Teta)

ジョリは共和国にシスの脅威を訴えたが、彼女に聞く耳を持とうとする者はほとんどいなかった。その中で惑星コロス・メジャー(後のエンプレス・テタ)の女帝テタとオダン=ウーアなど一部のジェダイはジョリを信じ、来るべき戦いの準備を始めた。

その頃コリバンでは、サドウが宿敵クレシュを殺してシス帝国に共和国への先制攻撃を訴えていた。

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サドウの軍は迅速に共和国領へ侵入した。備えが十分ではなかった共和国は次々に敗北したが、ジェダイの本格的な参戦によって戦況が変わり始めた。加えて、シスの司令官として参戦していたゲイヴ・ダラゴンの部下が自らを罵る親友アールバ・ザ・ハットを殺してしまった罪悪感により共和国に寝返り、共和国艦隊をサドウのもとへ導いた。

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アールバの死

この一連のできごとによりシスの伝説的な幻覚魔術を使えなくなったサドウは、命からがらシス領域へ逃げ帰った。そこで彼を待っていたのは死んだはずのかつての宿敵ルド・クレシュだった。自暴自棄になったサドウは味方の戦艦をクレシュの旗艦に特攻させて味方共々クレシュを殺した。

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最終的にサドウはヤヴィンⅣに逃げ延び、マサッシの奴隷たちに絢爛な寺院を築かせて余生を満喫した。

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旧共和国の歴史家のジェダイ、ノスト=デュラルは、共和国のハイパースペース戦争の終わらせ方に問題があったと語っている。シス種族の絶滅を所望した元老院は、惑星コリバンでシスの民族浄化と文化破壊を行った。その時に生き残ったシスたちに植え付けられた共和国に対する憎しみは、のちに真のシス皇帝に利用され大銀河戦争に発展している。

 

→第四話に続く

【シスの歴史 第二話】アジャンタ・ポールって誰なのさ

第二話です。

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アジャンタ・ポール(Ajunta Pall)

ハカグラム・グラーシュ王より少し前、コリバンから遠く離れた惑星では既に創設されていたジェダイ・オーダーが分裂状態にあった。長い内戦の結果、ダークサイドを信奉する者たちは敗北し、生き残った12人のダーク・ジェダイは暗黒面を見限りライトサイドを受け入れることを期待されオーダーから追放された。(アホ)

自分たちの勝利にゆるぎない自信を持つジェダイは、われわれを処刑しなかった。

──ソーザス・シン

アジャンタ・ポールに率いられた追放者たち

  • ゾーザーン
  • レムラス・ドレイパ
  • カーネス・ムーア
  • ソーザス・シン

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追放者たちは、フォースに導かれてコリバンに辿り着いた。不安定なコリバンを統治していたのはアダス王の後世の王座継承者、ハカグラム・グラーシュ王だった。当初はシスの帝国も、コリバンを征服しようとする追放者たちに抵抗していた。しかしグラーシュ王がアジャンタ・ポールに斬殺され、彼らの恐るべきフォースの力を目の当たりにしたシス種族たちはしだいに追放者を「ジェナリ」、つまり暗黒卿として崇拝するようになった。暗黒卿ポールは最初のシスとして仲間とともに新たなシス帝国を樹立し、急激な版図拡大政策のもとで惑星ジオストを征服して帝国の首都とした。最終的に彼は(おそらく老衰で)死に、遺体はコリバンの暗黒卿の谷に埋葬された。

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もし...もし戻ることができたなら。マスター...後悔してもしきれない。

──アジャンタ・ポール

約3000年後、ジェダイ内戦のさなかにジェダイの騎士レヴァンはアジャンタ・ポールの墓を訪れた。ポールはシスとしての自分の後悔の日々をレヴァンに話し、痛みと苦痛を手放しライトサイドに帰還してフォースと一体化した。

 

→第三話

【シスの歴史 第一話】アダス王って誰なのさ

シスの歴史をたらたら書いていきます。2日に1回ぐらいできたらいいな。今回はパート1、アダス王です。紫色の文字はこの先ずっと出てくる重要語句です(テスト勉強?)

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アダス王(Adas)

はるか昔、惑星コリバンシス種族の内乱のさなかにあった。血みどろの戦いを終わらせ、玉座についたのはアダス王だった。300年にわたる統治の間で、彼は弱者を隷属させ、臆病者を喰らい、理想主義者を処刑した。しかし、前線に立って戦うアダス王は崇拝され、また「シサリ」として畏れられた。

しばらくして、銀河の支配者ラカタがコリバンを訪れ、アダス王にホロクロン技術を教えた。

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ラカタの無限帝国は文字通り銀河中を支配したが、おさめている星の数は少なかった

やがてラカタの目的がコリバンの征服とシス種族の奴隷化だとわかると、アダス王は軍を率いて果敢に立ち向かい、シスは多くの犠牲を払いながらも勝利した。しかし、アダス王自身は戦いの中で戦死してしまった。

 

彼の死後は後継者争いが起き、何世代かあとに王座を継いでいたのはハカグラム・グラーシュ王だった。

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ハカグラム・グラーシュ王(Hakagram Graush)

しかしグラーシュ王は、のちにやってくるジェダイの追放者アジャンタ・ポールにより非業の死を遂げることになる...

 

→第二話に続く

 

布教ガイド参照(これだと書ける量がだいぶ制限されるのでこのサイトで解説を補強します)