狂えるの茶屋

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【シスの歴史 第七話】ヴィシエイトって誰なのさ

スター・ウォーズ史上最強のキャラ、ヴィシエイトのお話です。ヴィシエイトに関しては何回か分けて出します。

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Tenebrae──Vitiate──Valcorion

テネブレイ──ヴィシエイト──ヴァルコリオン──様々な言い方は彼が本名か、シスの暗黒卿もとい真のシス皇帝か、あるいは永遠帝国の皇帝、ザクールの支配者か──によって使い分けられる。

テネブレイが13歳の時、彼は全てのシスの主であり、評議会の統治者たるマルカ・ラグノスにその身を捧げた。若者の野心と力に感銘を受けたラグノスは、彼にヴィシエイト卿の称号を与えた。

──ダース・ナイリス

テネブレイは僅か6歳にして両親を拷問して殺し、その後数千人を虐殺する儀式でほぼ不死の存在となり、母星メドリアスを支配するまでに至った。彼はメドリアスをナゼマと改名し、その後に起こるナガ・サドウとルド・クレシュの争いをそこから見守った。

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ドロマンド・カースに到着したシスたち

ハイパースペース大戦でナガ・サドウが敗北した後、散り散りになったシスをまとめて惑星ドロマンド・カスに到着した暗黒卿ダース・ヴィシエイトは、そこで皇帝として新たなシスの帝国を作り始めた。皇帝、とは言っても実質的な支配はダーク・カウンシルのメンバーたちが行う割と民主的な政治が採られた。その間ヴィシエイトは暗黒面の研究に没頭した。

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再建シス帝国の創設時、ヴィシエイトは共和国への復讐を約束していたが、時間の経過とともにその目標は帝国の人々の中から薄れていった。しかし、ヴィシエイトは復讐を超えた理由で共和国への侵略を計画していた。彼は皇帝としての研究の中で、かつてナゼマで行った儀式を銀河規模で行うために共和国の侵略が必要であるとの結論に至った。ダーク・カウンシルの中にはダース・ナイリスやダース・ゼドリックスのように、帝国と銀河を皇帝の手から救うための陰謀を企む者もいた。

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共和国弱体化の第一段階は、マンダロリアン戦争だった。ヴィシエイトはシスの使いをマンダロアに送り、首尾よくマンダロリアンが共和国に戦争を仕掛けるように画策した。完璧にシスに乗せられたマンダロリアンは、共和国と地獄の戦争を開始した。共和国は英雄レヴァンが現れるまでは敗戦が続いた。

 

→第八話に続く