【シスの歴史 第四話】フリードン・ナッドって誰なのさ
第四話、フリードン・ナッドとビースト大戦です。(表記はファクトファイルに準拠、全史だと野獣戦争)
フリードン・ナッド(Freedon Nadd)
将来を期待されたジェダイの若者は、ナイトへの昇格試験に失敗した腹いせにマスターを殺し、暗黒面の道を歩み始めた。ナッドは古のシス卿ダース・ナガ・サドウの霊体のもとで学び、師をも超える力を手にするとサドウの霊を滅ぼして暗黒卿を自称した。
ナッドは未知の星系を探索し、暗黒面で支配できる惑星を見つけ出した。その惑星は...オンダロンと呼ばれていた。
──後世のジェダイ、ヴォド=シオスク・バスのホロクロン
フリードン・ナッドの功績は、多くが彼の治世ではなく死後にあると言える。生前ナッドはオンダロンを統治し、人々を締め付け、反乱者たちを危険な森へ追放した。追放された者たちは結束してナッドに対する抵抗組織を作り上げた。
ナッドの死後、彼を信奉していたナッド教徒たちは抵抗組織"ビースト・ライダー"と泥沼の内戦を引き起こした。通称「ビースト大戦」はナッドの霊がオミン王にとりつき、さらに当初は介入しなかった共和国とジェダイが参戦したことで激化した。
ダークサイドがこの街を覆い続ける理由が分かった。オミン王はシスの魔術を使っている──貴様から学んだな
──アーカ・ジェス
ジェダイのアーカ・ジェスやウリック・ケル=ドローマはオンダロンを治めるアマノア女王の正体(ナッド教徒)を暴き、最終的に援軍のジェダイがオンダロンの闇を浄化して戦争を終わらせた。
ナッドと彼の信者たちは敗北したものの、ナッド自身はいくつか置き土産を残していった。
ウリックを誑かすナッド
アーリマとサタールという若者に暗黒面の知識を授け、ウリック・ケル=ドローマにはシス卿としての運命を告げた。
ナッドに魅せられたアリーマとサタールはのちに暗黒面の秘密結社「クラース」を創設し、暗黒面に堕ちたウリックやエグザ・キューンとともに銀河を荒廃させることになるのだった...
→第五話に続く